2016 三島由紀夫「殉教」読書中
モノを書き始めるまでの資料的な選択として
・三島由紀夫「殉教」
・稲垣足穂「A感覚とV感覚」
・三浦しをん「月魚」
を積んであって、早急に読む必要がある。今、三島。
ちょっとチョイス失敗したかなと思うのは、三島の短篇集、詰め込みすぎでページ数多いわ。途中で読書を放り投げるとか、獲物だけとってずらかるとか、そういうのがしたくない人間なので、融通の効かない性分はつらい。
で、みんな、三島を賛美してやまないし、この短篇もそれで一色なのだが、しかし、何かこう、反駁の何か……ないわなw だってうまいし。
恐らく、競馬に例えるあたり、某作家っぽいが、シンボリルドルフやテイエムオペラオーやディープインパクトと世代が前後してもほぼ同じで同じレースで戦った馬たちが感じていたんだろうさ、こんな事を。どうやっても勝てない、圧倒的な強さというもの。奇策を弄して出し抜けば一度くらいは鼻をあかす事も不可能ではないだろうが。有馬記念、ルメール鞍上のハーツクライがごとくに。
毎度毎度思うのは、三島の脳味噌の語彙を私の脳味噌にコピーできねえかなあという事。生首が週刊雑誌に掲載されたのを見てよくよく思う。冷凍保存してくれればなあと。
つまらない事を言っている気がする。読もう、今できる事をするのだ、それでいい。