2016 予想 第23回香港ヴァーズ(GI)+第18回香港スプリント(GI)+第26回香港マイル(GI)+第30回香港カップ(GI) 『香港国際競走』4レース発売全部予想

 香港国際競走の中で日本馬出走レースで買える4レースを全部買う。あんまりごちゃごちゃ書くのも面倒なので短評と買い目を中心にスパスパと。
 攻略するにあたっては地元勢(香港)が有利なのか、他国(香港から見た海外馬、日本馬含む)に侵略されているのか、を見るべき。もう応援ではなく馬券を買うのだから通用しないと思った日本馬はばっさり切る。


 香港ヴァーズ


 調教国別ではフランス・イギリスが過去10年で3勝5勝の8勝。次にアイルランド、香港、日本とドイツ、こんな様相。

 

(ゲート番ではなく馬番で表示)
◎1ハイランドリール(愛)
 前走BCターフ1着。キングジョージ1着、凱旋門賞・英インターナショナルS2着。文句なし。こういう抜けた馬がいてくれると助かる。3連複で軸。

 

他連下扱いで。
△2シルバーウェーヴ(仏)
 サンクルー大賞1着を筆頭に仏GIで健闘。大きく崩れたのは凱旋門賞のみ。
△3ビッグオレンジ(英)
 イギリス馬と言っても2軍というかステイヤー過ぎて活路が見いだせていない感じ。メルボルンカップでも10着だが前走はオーストラリアのGIIながら3着に入ったのでヒモにはおさえたい。
△6ガルリンガリ(仏)
 ガネー賞で3着。2400mは長いという馬だが3着までなら。
△7ワンフットインヘヴン(仏)
 凱旋門賞サンクルー大賞を共に6着と掲示板まであと一歩の馬。何か好条件が発生すれば複勝圏に手が届いても良さそうなもの。距離は2400mを使い続けていて仏GIIまでなら安定。前走コンセイユ・ド・パリ賞勝ち。
△9フレイムヒーロー(香港)
 地元香港勢ならこの馬くらいしかピックアップできない。距離不安だが前走2000mで2着したのを買って。
△13ヌーヴォレコルト(日本)
 昨年の香港カップエイシンヒカリとワンツーフィニッシュしたようにシャティンは合う。
 他の日本馬はボツ、たぶん通用するのはヌーヴォのみ。

 

買い目
3連複1頭軸流し15点
1-2,3,6,7,9,13

 


 はい次。香港スプリント

 

 ここはもう地元勢圧倒的優勢に立つ。ロードカナロア級でなければ歯が立たないという事。というわけで残念ながらビッグアーサー等は通用しないと思う。
 例えば高松宮記念スプリンターズS、後は安田記念か、その辺で香港馬が遠征してきて意外と馬券に絡むようにマイル以下の短距離では香港勢が強すぎる。

 

◎1エアロヴェロシティ(香港)
 昨年の宮記念をかっさらっていった馬。シンガポールのスプリントGIでも勝っているように抜けた存在だが高齢でやや陰りは見える。とはいえ10月から今年後半をスタートさせてGIIを連続3着。態勢は整っている感じ。

 

△2ラッキーバブルズ(香港)
 今年の1月に香港クラシックマイルで4着に負けてから1200に絞ってパーフェクト連対。勢い良し。
△3ペニアフォビア(香港)
 昨年の香港スプリント勝ち馬、連覇がかかる。ドバイのスプリントGIでも2着3着しているように力はある。近走が不振なので地元の人気は知らんが日本版の予想オッズでは軽く見られている感ありにて、絶対おさえるべき。本命馬を逆転してもおかしかない、いわゆる対抗に押せる。
△4ノットリスニントゥーミー(香港)
 昨年の3着馬。地元ステップのGIIを去年は3着して挑んだが、今年は勝って臨む。
△13ピュアセンセーション(米)
 ちょっとした穴に。BCターフスプリントで3着入着。追い込む馬なので直線一気で楽しめそう。

 出走取消になったので

△5アメージングキッズ(香港)へ変更(11:54) 

 

 ここは絞れたが香港勢の馬番1,2,3が拮抗しているように思えるので馬連BOXと本命馬からワイド流し。
馬連1-2-3-4-5 10点。 ワイド1―2,3,4,5の4点。 計14点。

 


 ほい来た。香港マイル

 

 ここは完全に香港馬有利。他国馬はお客さん、日本のジャパンカップのようなもの。過去10年香港馬9勝。負かしたのはモーリスだけ。そのモーリスがいないので日本馬3頭とアイルランド馬1頭いるが要らない、掲示板に入れるかも微妙、切る。

 

◎2コンテントメント(香港)
 あえて本命をこれにしてみた。昨年の香港マイルは5着だが今年のチャンピオンズマイルはモーリスの2着。叩きもまあ何とか整えていると思える。

 

△1エイブルフレンド(香港)
 絶対的王者、だった。昨年の香港マイルでまさかの負けで勝たれたのはモーリス。そのモーリスがいないならと思ったがその昨年の当レースで負傷して約1年ブランク空いた。といっても実績が凄まじいのであっさりと復活Vしてもおかしくはないが。
△5ビューティーオンリー(香港)
 香港のマイルGIで4着2回。前走はステップGIIを1着。
△11ロマンチックタッチ(香港)
 グレード競争の勝利こそないが前走をステップGIIで2着。上のビューティーとタイム差0.02秒。連対ありえる。
△13サンジュエリー(香港)
 こちらはそのステップGIIの3着馬。香港GI2勝馬。

 

 ここも絞っておいて、圧倒的王者が一難あったという事でボックスと流しの二通りから。
馬連1-2-5-11-13 10点。 ワイド2-1,5,11,13 4点。 計14点。

 


さあ最後は香港カップ

 

 ここは香港勢は4勝に留まる。英仏で2勝ずつ分け合って4勝に、昨年のエイシンヒカリで日本馬が1勝。

 

◎2モーリス(日本)
 秋天も勝てたならここでも。シャティンで抜群の相性の良さでハイレベルの香港マイル界を圧倒した馬。これで引退も海外に持っていったからには故障を恐れた余裕残しの稽古ではない、勝ちに来ているし、勝てる。

 

△1エイシンヒカリ(日本)
 連覇がかかる。仏のイスパーン賞でも通じた。十分勝機あり。
△3デザインズオンローム(香港)
 香港でGI6勝。香港カップは2014年に勝利。昨年は4着。やや衰え感はあるが見限れない。
△4ブレイジングスピード(香港)
 昨年の香港カップは日本馬ワンツーの後の3着で香港勢最先着であった。香港GI4勝。クイーンエリザベス2世カップでは、2015年にステファノスを封じて1着。侮れず。
△5ステファノス(日本)
 そのステファノスだが昨年の香港カップこそ10着に終わったが、上記の通りQE2世Cでシャティンを苦にしていない。秋天も2着、3着と2000mの距離がベスト。複勝圏ありえる。
△8シークレットウェポン(香港)
 ステップGIIを快勝。GIでは今の所勝負になってないが勢いを買って中穴候補
△9エリプティク(仏)
 今年の香港カップで欧州勢では唯一の参戦。過去10年において英仏は日本より成績が良い。よってこのフランス馬1頭だけならとおさえた。ドイツのGIでデットーリを乗せて勝利、前走はローマ賞(GI)を3着。イタリア、ドイツと欧州では2流国のGIに行っているように2軍的立場なので穴。

 

買い目
3連複1頭軸流し15点。
2-1,3,4,5,8,9

 

GOOD LUCK!!
モーリス頑張れ!