2018 予想 第20回阪神ジャンプステークス(J・GIII)

 障害レース戦線も秋を迎えて、暮れの大一番である中山大障害にむけて動き始めるのだが、先陣を切るのは阪神障害コース3140mで施行される阪神ジャンプステークスである。
 コース傾向としてはとにかく前有利で、それぞれ位置取りが決まって縦長になった時に、7番手辺りにはいないと厳しい、というものがある。
 もう一つに阪神ジャンプステークスという障害重賞の傾向もあり、これがなかなかはっきりしていて、まず1番人気は過去10年3着以内率100%、勝ち負けになるかは別として1番人気が馬券圏内から外れることはない。で、1番人気が必ず絡むなら固い決着が多いのかというと、実は違うという所がこのレースの面白いポイント。4番人気以下の伏兵が絡むケースが多いのだ。1,2,3番人気で決まった年は過去10年で一度もない。
 軸は1番人気、そしてヒモの方は波乱が起きることを期待して、なるべく網を広めに投げておきたい。思わぬ高配当(障害重賞にしては、だが)がとれるかもしれないのだ。

 

3連複フォーメーションを想定
◎4アップトゥデイト
 もはや語ることもないと思うが、1番人気は確実で、馬券にはほぼほぼ絡むと見てよいはず。小倉サマージャンプでも言及したことだが、やはり勝ちを取りこぼしやすく、アップトゥデイトは去年の阪神ジャンプステークスは勝っているものの、一昨年つまり2016年の阪神ジャンプステークスは2着とやっぱり勝ちを取りこぼしている。脚質も理想的でこのメンツなら楽に勝ってもらいたいものだが、3連単馬単で1着固定は意外と危険だと思った方がよいだろう。

 

◯2マイネルフィエス
 こいつが小倉SJで落馬しなければ私の馬券も当たっていたはずなのだがそれはさておき、やや後方から攻めるタイプではあるが、馬券圏内には十分届くし、実際にそういった戦績となっている。2017年の阪神ジャンプステークスでは3着だった。アップトゥデイトの次点となるとやはりこの馬だろう。
▲7シゲルクロカジキ
 障害重賞初挑戦となるが、本レースのメンツを眺めるとこの馬はそれなりに実績がある、と言える。長らく障害未勝利から脱せずにいたが、今年の3月に阪神障害コースで初勝利、続く阪神の障害OPで3着、前走福島の障害コースで行われた障害OPを差し切り勝ち。阪神の障害コースと相性が良さげな点も好材料だ。もしかしたらアップトゥデイトを倒すのはこの馬かもしれない。

 

△3メイショウダッサイ
 前走の小倉の障害未勝利戦の勝ち方、二番手追走から1と1/4馬身離した点を評価しておさえ。
△6サムライフォンテン
 昨年の10月に障害未勝利を脱してから中山大障害中山グランドジャンプなど強気に使ってきて結果こそ出てないが、重賞レベルのレースの場数を多く踏んでいる点を評価した、良い感じの人気の無さで、この穴馬が来てくれたら嬉しい。このメンツならば、障害未勝利を勝ち上がった直後の馬たちよりは信頼性が高いと思っている。
△8シゲルスズキ
 シゲル軍団の人気のない方の馬だが阪神の障害コースで障害未勝利を脱した点、あとは小倉サマージャンプで3秒以上離されたが11頭中の6着という点、前走も小倉の障害OPを4着している点を評価。3着に食い込む可能性は十分ある。
△9ラヴアンドポップ
 2歳時の際にはコスモス賞を勝ち、札幌2歳Sでは4着、その後は低迷して障害戦に活路を求めてきたタイプなので、若かりし頃の平地実績も加味して、おさえておきたい。

 

買い目 3連複フォーメーション
4→2,7→2,3,6,7,8,9 の9点。

GOOD LUCK!!