2018 予想 第23回東京中日スポーツ杯武蔵野ステークス(GIII)

 チャンピオンズカップのステップレース、東京ダートマイルの重賞、武蔵野ステークスを予想する。ダート戦の定石としては先行有利となるのだが、ダートでも直線が長い府中で、しかもクラスが重賞ともなるとそうは言ってられない。強い先行馬には何かしらの印を打っておさえるべきだが、中心視するのは差し勢で構わないだろう。

 

◎15ウェスタールンド
 外枠有利のコース形態で、15番はおいしい。別定戦でもあるので実績を重ねた馬が57kgを背負う中、56kgで臨めるのも有利な点だ。そして何より3戦前にダート転向してから底を見せていない。ぽんぽんと速い上がりを使って1000万、1600万を連勝しシリウスSではクビ差の2着、舞台が府中に変わるのは願ったり叶ったりといった次第だ。有力馬が何かしらのマイナス材料を抱える中、この馬に関しては何も見当たらない。不動の軸馬である。

 

◯4サンライズノヴァ
 この馬もまた強烈な末脚を武器にしており、近走はオープン特別ばかりとは言え、差し馬で安定した着順を出せているのは好印象なのだが……やっぱり枠が悪い。外枠の方が芝を長く走れるから、ではなく、内枠の差し馬という文脈でだ。詰まってしまう恐れが大きいなあという感じ。実際、昨年の武蔵野ステークスでは3枠6番で12着と大敗を喫した。オアシスSや欅Sなどでは内枠にもかかわらず2着に持ってきているが、換言すれば内枠だとオープン特別でも2着に持ってくるのが精一杯と言えるのではないか。とはいえユニコーンSをはじめ、府中が合っていて、かつ実績も本レースの出走馬の中ではある方だ。直線で進路を確保できれば突き抜ける可能性はおおいにある。
▲10ナムラミラク
 逃げ先行馬で一番手と言えるのはこの馬。条件戦時代とはいえ、府中のダートで前々で運んで良績を残している。はっきりとした逃げ馬がいないので、重賞での好走こそないがオープン特別で連続2連対の成績でも、思い切ってハナを叩けばひょっとするかもしれない。鞍上もルメールにスイッチさせている点から陣営の本気度がうかがえる。

 

△5イーグルフェザー
 キャリアのほとんどが府中の1400か1600で、まさにここはホームといった具合。武蔵野Sのデータを見れば、前走が条件戦でも準オープンなら馬券になっているので、実績不足ではあるが軽視は危険と判断、おさえ。
△7ユラノト
 先行馬で2番手ならこの馬ではないか。また、多少控えての好位差しもできる若干の自在性を備える器用さも魅力。重賞経験はアンタレスSのみだが5着ならそこまで悪いとは言えないだろう。おさえ。
△11グレンツェント
 いかんせん長期休養明けなだけに印を上げづらいのだが持っている実力はピカイチ。
△13メイショウウタゲ
 個人的な話だが、この馬に幸四郎が乗っていた条件戦時代は何度もお世話になった。オープンに勝ち上がって以降、時折激走するもだんだん成績が落ちていったが、ここに来ての復活劇は嬉しい。エニフSでの久々の勝利はフロックではないことを南部杯で証明した。勢い続く今こそ買い時。
△16インカンテーション
 この馬に限ってはもはや語る必要もないかと思うが、強いていうと本番のGIレースよりはこの武蔵野Sなどといった前哨戦に強い馬。昨年の覇者である。馬齢と休み明けを考慮して印は下げたが怖い1頭。

 

買い目 3連複軸1頭流し 21点
15-4,5,7,10,11,13,16
GOOD LUCK!