2018 予想 第4回サウジアラビアロイヤルカップ(GIII)

 いよいよ秋の府中開催がスタート。先陣を切る重賞、2歳府中マイルGIIIサウジアラビアロイヤルカップを予想する。かつて2歳OP特別のいちょうSとして施行されていたが2014年に重賞格上げ、2015年に現在の名称へ変更という経緯を持つ。
 さて、天候やそれにともなう馬場状態がよく読めないが、さほど影響を与えるものではないらしい。それよりは開幕週であることを考えた方がよい。たとえば、秋の府中開幕週の日曜には毎日王冠(GII)が組まれているが、あのウオッカが2008・2009年と出走した際には2年連続でハナを切って、この馬のキャリアの中では異例の逃げの手に出たことを思い出してもらえるとよいと思う(2年連続2着だったが)。それくらい騎手や指示を出す調教師も開幕週であることに意識的だということだ。
 今年のサウジアラビアロイヤルカップの出走馬は(まあ例年そうだが)新馬や未勝利を勝ち上がった馬がほとんどだ。前走の位置取りや、そこから想定される脚質も重要だが、素質や現時点での能力が高いと思える馬を素直に買った方がよい結果に繋がるだろう。
 で、今回のメンツの中には明確な逃げ馬が実は1頭も存在しない。同じく差し馬っぽいのはいても追い込み馬と呼べるような馬もいない。頭数も8頭なので多分、団子状態で終始レースが進むか。となれば中団に位置取り、直線迎えて好位から抜け出すような馬が理想的だが、開幕週だから先行馬と思われる馬にも注意したい。

 


3連複フォーメーションを想定

◎4グランアレグリア
 夏の6月のこととなるが牡牝混合の新馬戦を圧勝。着差こそ2馬身だが走破時計が非常に優秀で、同舞台の府中マイルを1:33:6。これは府中マイル2歳オープンの平均の走破時計が1分34秒台であることを思えば驚異的だ。上がり3ハロンも33.5と決め手も備える。鞍上はルメール。この馬に逆らうのは難しい、強いてマイナス材料を挙げれば4ヶ月の休み明けということくらい。連は確実と思う。牝馬でもやれるだろう。

◯コスモカレンドゥラ
 前走1800m、データとして馬券圏内率が高い距離短縮組である。府中マイルは中距離馬並みのスタミナが要求されると言われるように、距離短縮組は本当によく走る。この馬の場合、前走の距離だけでなく舞台が中山だったというのも、殊に開幕週においては大きなプラス材料になるはずだ。恐らくは先行するだろうが、粘れる体力は十二分にある。

→出走回避を確認したので予想から取り消し、▲、☆をそれぞれ一つ上位の印へ変更(10/04 20:10)

2アマーティ
 8月の中旬に新潟のマイルでデビュー、その時にくりだした末脚は33.3。平坦で日本で一番長い直線である新潟外回りだから出た数字であることは確かだが、全出走馬の中で一番の上がりの時計とあっては注目せざるを得ない。 
▲1シャドウエンペラー
 新馬戦はクビ差の争いとなったが逃げ馬を捕まえて差し切り勝ちは数字以上に強く見えた。阪神の重馬場で34.7の上がりを出すのだからタフさはあるだろう。

 

△6サムシングジャスト
 馬自体は新潟外回りで上がり33.5秒を出しているように優秀。しかし屋根が変わって横ノリになったので色んな意味で怖い。鞍上がどう乗るつもりか全くわからないが、おさえ。
△7セグレドスペリオル
 前走の阪神マイルの勝ち方が好印象。3馬身離した着差もさることながら、上がり3ハロンは35.0(稍重)でそのレースの上がり2番手が35.4なので一頭だけ異次元の脚を使っていたことになる。鞍上の川又がネックかもしれないがそのせいで人気は落ちると思うし、ヒモに入れておくと面白そう。
△3ドラウプニル
 前走500万下出走組はほぼ来ないというジンクスめいたデータがあるのだが、データクラッシャーになれるか。モレイラ鞍上、左回りの中京マイルで新馬勝ち、上がりもそこそこ速いし、さすがに切るのは勇気が要ったのでヒモには入れる。

 

買い目
3連複フォーメーション 7点
4→1,2→1,2,3,6,7

GOOD LUCK!