2019 予想 第68回川崎記念(Jpn1) (交流重賞)

 年始のダート最強馬決定戦、およびフェブラリーステークス、ドバイの前哨戦とも機能する川崎記念川崎競馬2100m、Jpn1、1/30 16:10発走)を予想する。
 かなり固い交流重賞で、1番人気の複勝率は過去10年で100%、1,2,3番人気で決まる年もしばしばである。高オッズを狙うよりかは少ない点数で賭金をどれほど多くやれるかが勝負といったところだろう。

 

 交流GIともあって馬券内となった馬のレベルは高い。JRA所属、中央馬の独壇場といった様相を呈し、地方馬が馬券内に絡むことはあまりないし、ましてやその詳細を見るとこれもやはり高い能力が要求されることがわかる。
 試みに地方馬が馬券内に絡んだケースを過去10年で見てみると(2009年~2018年)並の中央馬以上の実力、実績の持ち主であるフリオーソを除けば(4回馬券内あり)、わずかに2015年3着サミットストーン(6番人気)、2011年3着(2番人気)ボランタスのみである。
 それぞれどんな臨戦過程だったかというと、サミットストーンは2走前に浦和記念(Jpn2)制覇、前走に東京大賞典競争(Jpn1)3着という結果だった。ボランタスは2走前に浦和記念(Jpn2)2着、前走に同舞台の川崎2100mの報知オールスターカップ(重賞)1着だった。直近にJpn2あるいはGII以上の交流重賞で連対があったという条件が共通すると指摘できよう。
 そして今年はそのレベルに達している地方馬は見当たらない。中央馬同士の比較を予想の要とすることで事足りる。

 

◎2ケイティブレイブ
 昨年の川崎記念覇者にして、交流GIでも数々の実績を残し、チャンピオンズカップこそ11着に大敗したが3走前に京都開催のJBCクラシックを制覇、前走は東京大賞典競争3着と、実力、調子ともに抜けているケイティブレイブを本命。
○8オールブラッシュ
 対抗にあげた本馬は2017年の川崎記念の覇者、昨年はかしわ記念2着、前走となる浦和記念を1着。例年ならば少々見劣りする実績ではあるが、今年のメンツを見る限り、実績面や調子のほどは対抗に推せる内容だ。先行脚質もプラスに働くだろう。


▲5アポロケンタッキー
 ことに実績という点では対抗にあげたオールブラッシュと同等とも言えるのがこの馬。2016年の東京大賞典競争を1着、昨年の川崎記念は2着だった。いかんせん、近走のレースで着順が悪いのが痛い。馬券内は昨年の交流GIIの日本テレビ盃2着まで遡らなけれなならないし、そも、そこを勝てなかった点も痛い。繰り言になるが実績はあるので、このメンツならば3番手だということだ。無論、旬が過ぎて馬券外に飛ぶ可能性も高いように私には思える。
△6ミツバ
 GIではワンパンチ足りないが中央、地方交流問わず、GIIIならば善戦を続けていて、前走は交流GIIの名古屋グランプリを2着と調子は上々。2017年に川崎記念4着という成績もあり、ダートの長距離(2000m以上)での能力の高さが伺える。3着食い込みなら十分あり。

穴9サルサディオーネ
 まず牝馬で、しかも重賞の勝鞍がないという点で見劣りするのだが、この馬はとにかくハナに立つか、最低でも二番手でないと好走できない。
 他馬の脚質をざっと見るとアポロケンタッキー、ミツバが前に行く可能性があるのだが、ミツバはどちらかと言えば差し馬なので無理なハナ争いはしないだろうし、アポロケンタッキーも行きたい馬がいるなら二番手に控えるだろう。ということで、この馬がハナに立てる可能性は高く、気分良く走れれば2,3着に残す、なんてことも。
 加えて、川崎記念と同舞台のエンプレス杯(交流GII)の3着という過去の実績が意外と物を言うのではないかと思えてくるのだ。おそらく人気しないので賭金は少なめになるがちょっとは買っておきたい穴馬である。

 

買い目
3連複軸2頭 3頭流し
2,8→5,6,9 の3点。オッズを見て賭金調整。

GOOD LUCK!