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2018 予想 ジャック・ル・マロワ賞(仏GI)+過去10年前走データ分析(発走08/12 午後11:20)

 歴史あるフランスのマイルGI、ジャック・ル・マロワ賞(Prix Jacques le Marois) を予想する。
 日本馬のジェニアルは直前に回避となって残念だが、ジェニアルの挑戦があったからこそ、フランス最高峰のマイルGIが日本で買える。コースはドーヴィル競馬場で芝1600mの一直線。正直言って、どう買えばよいかわからなかったので、ジャックルマロワ賞過去10年において馬券に絡んだ30頭の前走および戦績のデータを頑張って洗い出した。そのデータを以下に掲載する。


ジャックルマロワ賞 過去10年前走データ分析

1-1前走クラス別頭数
1-2前走GI組 ステップレース別データ


2-1 前走GI組データ分析
1着、2着、3着、4~5着、6着以下
2-2 前走GII組データ分析
2-3 前走GIII組データ分析


3 過去10年30頭の前走データ分析まとめ

 



■1-1前走クラス別頭数
・前走GI組 24頭
・前走GII組 2頭
・前走GIII組 4頭
 前走クラス別成績では、前走GI組が圧倒過去10年30頭のうち、実に24頭がGI組。前走GI組が中心で、特にGI勝ち馬は強い。毎年、必ず、前走GI勝ち馬が馬券に絡んでいる。
 軸にしろ、相手、ヒモにしろ、まずは前走GI組から、という傾向である。

 

■1-2前走GI組 ステップレース別データ
ロートシルト賞(GI)組 6頭
クイーンアンステークス(GI)組 4頭
ジャンプラ賞(GI)組 3頭
サセックスステークス(GI)組 3頭
モーリスドギース賞(GI)組 2頭 モーリスドゲスト賞とも呼称されるが、ここではギースで統一
その他のGI 6頭(イスパーン賞仏2000ギニーエクリプスステークスコロネーションステークスセントジェームズパレスステークス、プリンスオブウェールズ


 最多ステップのロートシルト賞は、ジャックルマロワ賞と同じ舞台であるドーヴィル競馬場直線1600mの牝馬限定GI。2番手のクイーンアンステークスは英国アスコット競馬場の8ハロン(約1600m)で施行される古馬GI。
 他、ジャンプラ賞ドーヴィル競馬場直線1600mで施行される3歳限定GI、サセックスステークスは英国グッドウッド競馬場で施行される3歳以上のマイルGI。モーリスドギース賞ドーヴィル競馬場直線1300mの3歳以上のGI。

 同舞台(ドーヴィル競馬場芝直線1600m)で施行されるGIレース組が、当たり前と言えば当たり前だが相性がよい。あとはイギリスのマイルGI組が意外と相性が良い。

 


■2-1前走GI組データ分析
□前走GI、1着 11頭。
 馬券内に絡んだ11頭の前走GI勝ち馬のうち、レース名と回数は以下の通り。
 ジャンプラ賞(GI)1着馬は3回。ロートシルト賞(GI)1着馬も3回。
 他、1回ずつ。サセックスステークス(GI)勝ち馬、モーリスドギース賞(GI)勝ち馬、コロネーションステークス(GI)勝ち馬。

☆前走GI勝ち馬については文句なしといった様相を呈す。過去10年において、前走GI勝ち馬が毎年必ず1頭は絡んでいる。前走GI勝ち馬を馬券から切るのはかなり勇気がいる行為になる。

 

□前走GI、2着 4頭。
・前走GI 2着組
15年1着エソテリック(牝5)モーリスドギース賞(GI)2着 2走前クイーンアンステークス(GI)2着、過去にGI勝ち鞍あり。
12年1着エクセレブレーション(牡5)クイーンアンステークス(GI)2着 2走前ロッキンジステークス(GI)2着、過去にGI勝ち鞍あり。
11年3着サプレザ(牝6)ロートシルト賞(GI)2着 2走前ファルマスステークス(GI)2着、過去にGI勝ち鞍あり。
10年3着パコボーイ(牡5)クイーンアンステークス(GI)2着 2走前ロッキンジステークス(GI)1着、過去にGI勝ち鞍あり。

☆前走GIで2着するだけあってレベルは高く、全頭とも2走前にGIで連対、過去にGI勝ち鞍がある。

 

□前走GI、3着 4頭。
16年1着リブチェスター(牡3)サセックスステークス(GI)3着 2走前ジャージーステークス(GIII)1着、過去にGII勝ち鞍あり。
14年2着アノダン(牡4)クイーンアンステークス(GI)3着 2走前イスパーン賞(GI)2着、過去にGIII勝ち鞍あり。
08年2着ナタゴラ(牝3)ロートシルト賞(GI)3着 2走前ジョッケクルブ賞仏ダービー、GI)3着、過去に英1000ギニー(GI)勝ち鞍あり
08年3着メジャーカドー(牡4)サセックスステークス(GI)3着 2走前Bet365マイル(GII)1着、過去にGII勝ち鞍あり。

☆前走GIで3着だった馬はちょっとレベルが落ちるか。2走前は重賞(GIII以上)で3着以内に好走しており、また過去に重賞(GIII以上)の勝ち鞍があること。この二つの条件をクリアしていることが望ましい。

 

◇ここまで前走GI、3着以内馬を見たが、前走の好走のみではなく、2走前あるいはさらに過去に重賞勝利の実績があったという共通項が見いだせる。
 このことはつまり、今まで非重賞レースを走り、前走で初めてGIに挑戦し、惜しくも2,3着という馬がいたとして、その馬には過去に重賞を勝った実績がないわけであり、そういった、いわゆる上がり馬というか、実績不足の前走GI好走馬はデータから見ると、厳しいと言わざるをえない。換言すれば、例え前走で大敗していても、実績があるなら拾えるレース、という傾向が浮かび上がってくる。


□前走GI、4着~5着(掲示板内組) 3頭。
16年3着エルヴェディヤ(牝4)クイーンアンステークス(GI)5着 2走前ミュゲ賞(GII)2着、過去にGI勝ち鞍あり。
14年3着オリンピックグローリー(牡4)イスパーン賞(GI)4着 2走前ロッキンジステークス(GI)1着、過去にGI勝ち鞍あり。
12年2着シティスケープ(牡6)エクリプスステークス(GI)4着 2走前チャンピオンズマイル(GI)10着、過去にGI勝ち鞍あり。

 

□前走GI、6着以下(掲示板外組) 3頭。
13年2着オリンピックグローリー(牡3)仏2000ギニー(GI)11着 2走前グリーナムステークス(GIII)1着、過去にGI勝ち鞍あり。
10年1着マクフィ(牡3)セントジェームズパレスステークス(GI)7着 2走前英2000ギニー(GI)1着、過去にGI勝ち鞍あり。
09年3着バーチャル(牡4)プリンスオブウェールズ(GI)6着 2走前ロッキンジステークス(GI)1着、過去にGI勝ち鞍あり。

☆前走GIでも4,5着の掲示板内組と6着以下の掲示板外、特に11着の大敗もあるだけに分けて分析したが、あまり意味はないというか4着以下で一つにくくれそうだ。
 馬券に絡んだ前走GIで4着以下の馬はみな、過去にGIを勝っていること、これが共通項として抽出できる。もともと強い馬(GI馬)が、たまたま前走を凡走した、というパターンかと思われる。

 

■2-2前走GII組、2頭。
15年3着ワイルドチーフ(牡4)マイレントロフィー(GII)1着 2走前ベルトランデュブルイユ賞(GIII)4着、過去にジョッケクルブ賞仏ダービー、GI)4着あり
09年2着アクラーム(牡4)サマーマイルステークス(GII)1着 2走前クイーンアンステークス(GI)3着、過去にGII勝ち鞍あり。

☆前走GII組で馬券に絡んだ馬は少なく、わずか2頭。2頭とも勝って臨んでいる。
対象が2頭だけなので幅を持たせるとしても、せめて3着以内の着順が欲しいところ。また2頭には過去にGIレースで5着以内の実績があった点も見逃せない。

 

■2-3前走GIII組、4頭
17年1着アルワケール(牡3)メシドール賞(GIII)2着 2走前英2000ギニー(GI)3着、過去にGIII勝ち鞍あり。
17年2着インズオブコート(牡3)ポルトマイヨー賞(GIII)1着 2走前パレロワイヤル賞(GIII)1着、過去にGIII勝ち鞍あり(GIII連勝中だった)。
16年2着ヴァダモス(牡5)メシドール賞(GIII)1着 2走前イスパーン賞(GI)4着過去にGII勝ち鞍あり。
13年3着アンテロ(牡3)メシドール賞(GIII)1着 2走前ジョッケクルブ賞仏ダービー、GI)1着つまりフランスダービー馬、過去にGI勝ち鞍あり。

GIIIまで格を落としたからには最低でも連対していてほしいものだ。また、過去に重賞(GIII以上)の勝ち鞍があったことも忘れてはならない。

 


■3 過去10年30頭の前走データ分析まとめ

×切りデータ
前走GIで2着だった馬は、2走前でもGIで連対し、かつ過去にGI勝ち鞍があることが求められる。二つの条件に当てはまらない馬は消し。


前走GIで3着だった馬は、2走前に重賞(GIII以上)で3着以内、かつ過去に重賞(GIII以上)勝ち鞍があることが求められる。二つの条件に当てはまらない馬は消し。


前走GIでも、2着以下で、かつ前走が初GIおよび初重賞だった馬は馬券に絡んだことがないので、消し。


前走GIで4着以下だった馬は、過去にGI勝ち鞍があること。ないなら消し。


前走GIIだった馬はせめて3着以内(勝ち馬以外来ていない)、かつ過去にGIで掲示板内(5着以内)の実績があることが求められる。二つの条件に当てはまらないなら消し。


・前走GIIIだった馬は連対していること、かつ過去に重賞(GIII以上)の勝ち鞍があることが求められる。二つの条件に当てはまらない馬は消し。

 

◎買いデータ
・前走クラス別ではGI組が24頭とGII組、GIII組を圧倒。


同舞台であるドーヴィル競馬場芝直線のGIレース英国のマイルGIレースがこのレースに相性がよい。


毎年、前走GIを勝った馬が1頭は絶対に馬券に絡んでいる軸馬は前走GI勝ち馬からをおすすめ。


相性がよい(過去10年間で複数回勝ち馬が馬券に絡んでいる)レースはロートシルト賞(GI)、クイーンアンステークス(GI)、ジャンプラ賞(GI)、サセックスステークス(GI)、モーリスドギース賞(GI)。


 予想 

3連複フォーメーションを想定 ※ゲート番ではなく、馬番を表示。

1列目
◎10アルファセントーリ
 データ分析の買いデータに合う(相性のよいイギリス競馬のマイルGIを連勝)し、切り材料を全てクリア。できればドーヴィルで走った経験があった方が心強かったと言えばそうなのだが、アイルランド1000ギニー(日本では桜花賞に相当)からマイルGI3連勝は、まあ、凄い。特に近2走は2着馬を6馬身、4馬身離しての勝利だからバケモノ級だ。馬券外に飛ぶイメージが全く湧かない。3歳牝馬なので斤量も軽い。これ以上言葉を費やす必要はないだろう、不動の軸馬である。

 

2列目
◯11ウィズユー
 開催国フランス調教馬がよく好走するので、本命以外はなるべくフランス調教馬を選びたい。ウィズユーは本命馬と同じく3歳牝馬なので斤量が軽い。加えて前走は同舞台ドーヴィル1600のGIを2着に3馬身離して快勝。ロートシルト賞組は過去10年で6頭が馬券に絡む、最多かつ最良のステップレースだ。おまけに過去に同舞台のGIIIまで勝っており適性は抜群。2000mのGIで2着、仏オークスでも5着と中距離でも好走できるスタミナもよい。強すぎるアイルランドの絶対女王を迎え撃てる馬はこの馬くらいでは。
▲7インテロジャント
 フランス調教馬の3歳牡馬。同舞台ドーヴィル1600のGIを勝利。前走ジャンプラ賞組は過去10年で3頭絡んでおり相性がよい。前走GI勝ち馬のデータに限定すれば、ロートシルト賞の勝ち馬3頭と並んでトップの数字。好走必至である。この馬も仏ダービーで4着とマイル以上でも様になるレースができている点が隠れた強調材料ではないか。牡馬で筆頭はこの馬と思う。
☆4アクシデンタルエージェント
 古馬牡馬で斤量59.5kgと過酷ではあるが、古馬勢で一番はこの馬だという確信がある。前走の英国マイルGIをきちんと勝ったことがまず一つ。実績不足な点は否めないので、2,3着なら切っただろう。そして勝ったレースがクイーンアンステークス、これは最多ステップのロートシルト賞の過去10年6頭に次いで二位の、過去10年4頭だ。前走は大穴で勝ったレース、まだフロック視されている感があり、今こそが買い時。

 

3列目
△2レコレトス
 前走GI着外でも2走前にイスパーン賞(GI)を快勝。戦績を見るに中距離が得意そうだが、マイル戦はミュゲ賞(GII)を勝っており、適性外というわけではない。おさえ。
△1ヌールアルアワ
 前走はGIIIだがきちんと勝ちきっており、よくわからないがカタールダービーでGI制覇、ドイツのマイルGIII勝ち鞍ありなど、2,3着なら通用してよいと言える馬。複穴かな。
△9ローマナイズド
 前走はGI着外も、2走前にアイルランド2000ギニー(日本では皐月賞に相当)を勝っておりデータ面ではクリア。強調材料ははっきり言ってないのだが、切る理由も見当たらなかったのでおさえ。

 

買い目 3連複フォーメーション
10―4,7,11―1,2,4,7,9,11 の12点。


La fortune!!