2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

2016 青山七恵「お別れの音」読了、次は吉行淳之介「星と月は天の穴」

例によって(以下省略)お別れの音。 大当たりは人によるだろうが外れは一つもない、どれも中々の品質を維持した好短篇集。00年代の純文学系新人賞から出発して生き残った作家にある程度共通してみられるもので、大きなアクションで〈物語〉を動かすよりも〈…

2016 絲山秋子「エスケイプ/アブセント」読了、次は青山七恵「お別れの音」

例によってまず読書メーターで書いたものをそのまま転載。 第一印象は軽すぎ、だった。饒舌体、活動家崩れ、ゲイ、およそ日本文学がやり尽くした、地雷原に特攻した意欲作である。おまけに絲山秋子には頻出の洋楽からのインスピレーション、〈神〉という概念…

2016 競馬回顧:宝塚記念など

微妙というか、ヒモ抜けが思いの外多かったような気がする、少々フラストレーションのたまる日だった。 購入1万4000円、払戻9550円。回収率68.2%。 東京を2つ、阪神を4つ、函館を3つで計9レース。 3連複1頭軸相手6頭流し15点が7つ。三連複1頭軸5頭流し10点を…

2016 ユニヴァーサル野球協会読了、次は古井由吉の「水」

240文字だっけか。その文量でおさえろというと下記のように書くしかないでしょう。 ポストモダン文学方面では語り尽くされている感があり、約半世紀前に上梓されたこの作に何と言葉を贈ったら良いのか。〈虚構〉-〈現実〉の境界が解体されていく、浸食されて…

2016 ユニコーンS+函館スプリントS

今日はまったくもってちんぷんかんで、ちぐはぐな競馬になった。雨の影響、と天候のせいにしてしまえば話は楽だが、これからはそういう季節なので免罪符にできない。 購入1万7100円、払戻7930円。回収率46.3%。 東京を3つ、阪神を3つ、函館を3つ。計9レース…

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連続100記事を達成した。文章を書くのに嫌気がさしていたのが、もう治った気がする。リハビリは最終段階。あとは、〈小説〉そのものを書くのだ、その日は近いぞ。 また書くのが嫌になったら、もう一度リハビリで毎日書く用の方へ戻るとして、今は負担を減ら…