2016 ラブ・ストーリーは突然に お題「初めて買ったCD」

お題「初めて買ったCD」

 記憶の輪郭は時を経るごとにぼやけていく。色の濃淡もまた薄くなっていく。とある部分は鮮明に覚えているのに全体像が思い出せない、子供の頃の記憶は特にそうだ。過ぎし日々の追憶に耽って昔は良かったと言う人もいるが、私はそうは言えない。今の方がマシだ、としか答えられない。子供の時分にだって良い事と嫌な事はあったのだ。
 殊に家庭環境は悪かった。夫婦喧嘩が絶えなかった。怒声が響き渡っていた日々だった。父が男の特権である腕力を用いて暴力をふるえば、母は女の陰湿さを発揮して私と弟を連れて実家に帰った。父が頭を下げにやってくるまで籠城するわけである。そんな時、父は背広を着て菓子折りなぞ持って現れ土下座した。そういう父の姿を私と弟に見せる母だという事だ。その時私と弟は人質だった。
 癇癪持ちの父は怒鳴り散らしてばかりいた。社宅とはいえ借りている物件なのに壁に穴をあけたり、示威行為の脅しだろうがバカなことをしていた。
 子供にそんな環境は悪である。この頃に身に着けた処世術がある。人の顔色を見る事だ。
 男親女親の機嫌を窺ってばかりいたので双方の子へ注ぐ愛情を感じる事が難しかった。あるいはできなかった。なかったわけではないはずだと理屈ではわかるが、それを感受する心の余裕がなかったのだ。愛情というものがどういうものなのか、いまいち今でもわからない。
 しかし生涯のある一時期だけ、無償の愛を一身に受けた経験がある。母方の祖父から。

 

 *

 

 私の記憶の中の祖父の像。ガッチリした岩のようにずんぐりむっくりしていて、頭は針金のような極太の硬い白髪で覆われていて、一本一本の毛が逆立っていた。
 私は1987年生まれ。父が東京へ単身赴任している間、母の実家に身を寄せた。どれくらいの年月を母の実家で暮らしたのか。幼稚園の年中組から入った時には新しい社宅で父もいたので、1歳から4歳くらいまでだろう。
 祖父の事を詳細に語りたいがあまりに幼い日々の事、当時をどれだけ覚えているだろうか。母の実家の構成員は母、叔母(妹)、祖母、祖父だった。祖父は息子を持てなかった。家の中は女だらけであった。
 私は祖父に猫可愛がりされた。初孫で男の子だった事が大変嬉しかったそうである。そのように甘えさせてくれて、何もかも許してくれて、抱きしめてくれる、何物も見返りを求めず純粋に私を愛してくれた人間をこの祖父以外に知らない。祖母も、母と叔母の姉妹も、しつけとしての小言は言った。子育てにおいては間違っていないが、私の記憶上、祖父はこのしつけもしない。むしろ私がやり込められている時には助け舟を出してくれた事を覚えている。
 もう年金暮らしだったから昼間も暇な祖父は私を色々な所へ連れて行ってくれた。祖父の自動車は煙草のハイライトのような青色。車内にはエアコン、AV機器等がなかった。「道具は動けばいい」が祖父の口癖だったと聞いている。
 青い自動車でスーパーやデパートへ連れて行ってくれた。ねだれば何でも買ってくれた。べらぼうに高い物は欲しがらなかった。だいたいお菓子や安っぽい玩具ばかりだ。むしろ祖父が幼い私に値の高い物を買い与えた。その一つに野球のグローブとバットがある。娘とではなく、血の繋がりがある男の子と野球がしたかったのだろう。これに私が応えてあげられたか、記憶にない。
 母の実家にテレビは一台しかなかったから、大人たちが見ているものを私も見ていた。1991年の月曜の午後9時は、何処のお宅もフジテレビにチャンネルがまわされていたのではないか? ご多分に漏れず母の実家の一台しかないテレビも織田裕二鈴木保奈美が映っていた。私は祖父の膝の上に座ってテレビ画面を眺めていた。いつもかかっているこの歌が好きだ、と言った。後日、市内の新星堂に青い自動車が向かった。初めて買った、というより買ってもらったCDが「Oh! Yeah! / ラブ・ストーリーは突然に」。歌詞の内容が理解できていたはずがない。ただ耳心地が良かっただけだろう。
 この4歳の時に、父が県内の支店に戻って新しい生活が始まった。私と母は実家を去って社宅に移り住んだ。母が妊娠した。私の弟は1992年の8月末に生まれた。その頃祖父は胆管ガンを患い余命も少なかった。祖父が息を引き取ってたった数日過ぎて弟が生まれた。祖父は見舞いに来る母の膨らんだ腹を、執拗にさすって寂しそうに笑っていたという。

 

 *

 

 歌の好みで言えば、今の私は曲より歌詞に重きをおく傾向にある。小田和正の歌詞は、あまりひねりがない。ラブソングばかり歌い続けているのだが、詞が浅い。しかし私の耳はあの高音を好むのだろう。粗末なCDラックにはオフコース小田和正も入っている。あの8cmシングルCDは、CDラジオカセットがもう手元にないので、再生のしようがない。それでもCDラックの中に「Oh! Yeah! / ラブ・ストーリーは突然に」がちゃんと仕舞ってある。断捨離という宗教に影響された母がもう使えないだろうと言っては処分しようとするので、謂れを何度も説明しなければいけない事に難儀している。

 

2016 読書及び創作計画決定版-2017/03/31 お題機能に関して

課題図書

饒舌体のものとして

宇野浩二
・蔵の中・子を貸し屋(岩波文庫)(絶版中?)
・苦の世界(岩波文庫
・思い川・枯木のある風景・蔵の中(講談社文芸文庫

 

センチメンタルなユースフルデイズものとして
サリンジャー
フラニーとゾーイーは既読。ライ麦も既読だが再読する)
ライ麦畑でつかまえて白水Uブックス)野崎訳
・大工よ、屋根の梁を高く上げよ/シーモア-序章(新潮文庫)野崎訳

 

庄司薫

・赤頭巾ちゃん気をつけて(新潮文庫

 

 以上6冊。これを12月31日までに読む。できれば集中してかつ連続的に読む。
 読書メーターを使っていると確かに便利だなと思うのが自分の読書スピードがわかる表示があって、私の場合は1日80~100ページらしい。とすると1冊読むのに3日くらいか。であるならば3×6=18、という事で余裕を見て20日の時間をとろう。そうなると12/11には強引にでも、これら必要な本を読む、という事にする。それまでを自由読書時間というのかな、積読を消化していく、適当に。

 並行してプロットを書いていき、特に年明けてから三が日か、あるいは1月7日辺りまでにプロットを完成させる。要は枚数をこなす場面をどれだけ設けるか云々の話だ。
 想定としては原稿用紙150~200枚ほど。175枚が、今までの私の最長記録なのでそこを突破するかどうかくらいの所にまで進めればなお良いと思う。

 

 よっしゃこれで決まり。
 今週のジャパンカップ東京競馬場で現地観戦します。友人と連絡済み。
 恐らく、有馬記念も現地観戦します。クリスマスだけど競馬や!
 よし、頑張ろう。

 

 あと、はてなブログには「お題機能」というのがある。ネタに困ったらこれで書けという奴だが、それを今週からやってみよう。

 つまりエッセイだがエッセイもどきにはなってしまうだろう。エッセイ、随筆も散文作品として文学性のあるものだから思いつきや流れで書いたものというものはダメというか品質は高まらない。小説と同様に、ネタを準備しプロットを練るべきものなのだ。だから書き飛ばしエッセイもどきみたいな感じでやろうかな、と。

 確か木曜に更新されていて、そのお題が嫌だったらお題スロット回して書く、だったかな。ごちゃごちゃっと文章を書く感覚を温める目的。

 

 さあて、フォークナーを読むぞ。サンクチュアリはヨクナパトーファ・サーガの一つに当たるらしいが単品としてもかなり楽しめる。

 


PS 還元率も知らない人は博打に手出しちゃダメよ。宝くじは一番報われない博打。

 

2016 予想 第18回京都ジャンプステークス(J・GIII)+第21回東京中日スポーツ杯武蔵野ステークス(GIII)

 京都ジャンプステークスから。6頭立てでありながら裏の事情としてどうなっているのか、そういう方面も深読みしないといけないかもしれない。妙な意味で難解なレースでどうやって儲け出せるかなという感じ。

 6頭の中にメイショウが2頭。南井厩舎はメイショウのヒデタダにタマモで2頭出し。どういう事? 大人の事情がありそうなので展開が読めない。変な事に気を使うのをよせば、ぶっ飛ばしてハナ切るのはタマモだとは思うが。

 買い方は馬単にして、ウラは買わない3点におさえ、ガミる組み合わせは金額の調整するという感じで。

 

◎5ニホンピロバロン
 京都障害コースは直線約250mで一つ障害もあるから直線一気ではなく、マクって直線コースに入れる馬が良い。この馬がまさにそういう競馬をしてきた馬で障害戦に転じてから(6.1.0.0)。重賞2連勝、うち京都ハイジャンプ(JGII)は3930mだがここも勝っているので抗えない感じ。これを1着固定に。前を捉えきれずに2着以下ならパーだが仕様がない。

 

△1メイショウヒデタダ
 どう判断して良いか迷うメイショウの1頭で南井厩舎の1頭なのだが障害OP勝ち、前走障害特別を2着なので相手にする。だけど人気しすぎ。5→1がガミりそうなのでここを調整する。
△4メイショウアラワシ
 これもマクるタイプの馬で今年の中山グランドジャンプを3着しているように、同じメイショウでもこっちの方が強かろう。
△6ドリームセーリング
 逃げたりちょっと控えたり、それを自在性と呼ぶか脚質不安定と見るかどうかだが重賞で好走経験はあるので。平地では13年に中山金杯4着した馬だ。

 

馬単
5→1,4,6 うち5→1を賭金調整。


  武蔵野S現時点で東京ダートは不良発表(午前3時)。日が出て時刻が進めば乾いていくはずだが、今年のフェブラリーSみたいな感じで考えて良さそう。去勢前のノンコノユメと同等の末脚持っているヤツがいるかどうかといった所か。

 京都JSでは点数を絞る形になったのでこっちは網を広げてラッキーがかかるのを願う。

 

◎9モーニン
 フェブラリーSを筆頭に東京ダートで着外はない。昨年の当レース3着馬。59kg背負う事になったが馬券内は確実と見て。一応、日本テレビ盃を叩いた。その日テレ盃で同じく休み明けだったアウォーディーとアタマ差の接戦で2着なので嫌わなくて良いだろう。前走から距離短縮になる形も理想的。

 

 あとは連下。逆転候補は特になし。

 

△8ゴールドドリーム
 今の所着外なし。ジャパンダートダービー3着、ユニコーンSヒヤシンスSを1着。東京ダ1600mは得意そうだ。
△3カフジテイク
 ぶっちゃけ切りたい。たぶん差し届かない。前走の上がりが34秒台と驚異的だがその前走は典型的な前崩れ。1400までの馬だし、1400のプロキオンSで7着だし、とても疑っている。ただ3着候補なら入れるしかないかなあという感じ。
△7ノボバカラ
 ムーアどうこうではなく馬自体が重賞2勝馬で、ユニコーンS2着しているので当然力はある。
△12ソルティコメント
 東京ダートマイルのスペシャリストといった感あり。前走準オープンでも勝っていればデータ的にも不利ではない。今まで通り好位で位置取れれば。
△13キングズガード
 こちらも1400がベストで近走では2度カフジテイクと当たって1勝1敗。カフジテイクと違う所はプロキオンSという重賞の舞台で3着に差し脚届いた所、1700、1800で馬券になった所。
△11タガノトネール
 人気的に舐められている感があるが昨年の南部杯を2着。昨年の当レース2着。馬場の悪さは得意でも不得意でもなさそうなので後は先行して何処まで粘ってくれるか。
△5メイショウスミトモ
 こちらも舐められているが小倉1700、中山1800のそれぞれオープン特別を快勝している。ダート重賞の経験はないが距離短縮組の有力な1頭。この人気ならヒモにおさえたい。

 

買い目
3連複1頭軸相手7頭で21点。
9-3,5,7,8,11,12,13

GOOD LUCK!

 

 

2016 予想 第18回ブリーダーズカップ・フィリー&メアターフ(米GI)+第7回みやこステークス

 さきにBCF&Mターフから。発走は11/06(日)の午前4:43。寝てはいかんぞ。

 アメリカ競馬というのは岩手競馬みたいなもので、芝ダートあるがダートが主流の国。だからターフの場合どうなのかとちょろっと調べたがやはり地元アメリカ調教馬が有利。数が違うだろうとは思うがね。
 注目ポイントは、騎手ではムーア。前2走で考えた場合、両方とも3着以内というのが理想というか傾向。そうでない馬が絡んできた時には荒れる。ここでヌーヴォレコルトは落ちてしまうが……。
 レース別ではビヴァリーDステークス(米アーリントン芝GI)好走馬とフラワーボールS好走馬が有利。固めの結果を想定で良いらしいので紛れ少なく強そうな馬から固めにね。

 

◎8レディイーライ
 フラワーボールSを完勝。というか馬柱、戦績を見てみると前々走のGII戦で2着しただけで他を全て勝ち連対率100%。軸は間違いなくこれ。

 

◯1シーカリシ
 前走フラワーボールS3着、前々走はビバリーDSを勝利。イギリス、フランスでもそれなりに走れているし、地元馬であるので。

 

▲5アルズギャル
 ビバリーDS2着馬。近5走では連対率100%。

 

以下連下。
△3セブンスヘブン
 ムーア鞍上でアイルランドオークス馬だが、ここ2000mだけど距離短いんじゃない?
△4アベンジ
 前走前々走を連勝中。
△6ジペッサ
 ビバリーDSを3着。
△7センティエロイタリア
 フラワーボールS2着馬。

 

買い目
3連複1頭軸相手6頭流し
8-1,3,4,5,6,7
以上15点!

 


 

 続いてみやこステークス

 舞台は京都ダート1800m。土曜競馬の傾向から前が有利とは思ったが力のある差し馬なら届く事もあり得るという感じ。基本的にこのコースは前々で良いが、差し馬の着拾いにも注意したい所。

 

◎11アスカノロマン
 昨年12月のベテルギウスS以降、東海S1着、フェブラリーS3着。苦手なのかと思っていた京都ダート重賞(平安SみやこS)のうち、平安S(1900m)を逃げて完勝。
 当レース、本命をラニに打つかアスカノロマンに打つかというレースだと思われる。私としてはダートレースの基本たる先行脚質の本馬を選んだ。

 

◯1ラニ
 説明不要だと思うが、米三冠に挑んでベルモントS3着をもぎ取ってきたし、帰国後の初戦ブラジルCで古馬のオープン馬達とやりあい3着。ミツバのびっくりした大逃げなどおかしなレースをしぶとく3着だから強いとは思う。ただ差し馬で最内となるとマイナスになるのではと思って対抗に。

 

▲3モンドクラッセ
 しっかり脚質が逃げで決まっている。白山大賞典4着はどうなのかと思ったが叩きだし、東海Sの再現を期待して。

 

以下連下。
△6グレンツェント
 ユニコーンS3着、レパードS優勝、強いのはわかるが休み明け+古馬の重賞級と初対戦となっては連下まで。
△7ロワジャルダン
 特に切る材料見当たらず。昨年の当レース覇者。
△4カゼノコ
 中穴か? 14年のジャパンダートダービー馬。15年川崎記念2着、昨年の当レース2着馬。差し馬ならこれ、と思う。


穴5キョウエイギア
 今年のジャパンダートダービー馬。グレンツェントを買うならこの馬も買うべきだろう。前走は古馬と初対決だったシリウスSで8着に撃沈も、叩きだったと見れば目を瞑る事もできよう。2,3,4番手辺りで競馬できる。鞍上バルザローナは日本でやれる騎手なのかちょっと微妙だが前走の負けで人気落としているのでヒモに入れておくと楽しそう。

 

買い目
3連複1頭軸流し
11-1,3,4,5,6,7
以上15点!

GOOD LUCK!

 

2016 第156回メルボルンカップ(オーストラリアGI)〈予想〉と〈データ〉 11/01発走

 JRAからの海外競馬馬券発売第2弾は豪州GIのメルボルンカップ。距離3200m。日本からカレンミロティック出走。

 この馬券の発売時刻が当日朝7:00以降となっていて、発走が13:00なので今日のうちに予想と買い目を決めて、起床したらすぐにPC起動、JRAのPATへアクセスして入金して買わなければいけない。はっきり言って、このレースはJRA側も大して儲からないような気がする。でも買えるからにはやりたいので。

 

メルボルンカップ 超適当データ

過去10年(06年~15年)の1,2,3着のみを対象。
その他、4着以下や過去10年における全出走馬数も調べる気ないからスルー。

**は不明という意味

 

(1.)調教国データ
オーストラリア (6.2.5-**)
 地元オーストラリアの出走頭数が圧倒的に多いはずだが全出走馬数は調べる気力がない。
 よって確率、パーセンテージは不明だが、2006年以外(2007年以降)で必ず1頭は3着内にいる。

イギリス (0.6.2-**)
 勝ってはいないし、レッドカドーが複数年好走したという特殊性はあるが過去10年で6連対は注目すべきか。

アイルランド (0.1.2-**)
 勝ち馬はなし。出走頭数がわからないから何とも言えないが、絶対に来ない、というわけではない。

ドイツ (1.0.0-**)
 2014年勝ち馬プロテクショニストのみ該当。今年は出走馬ナシ。

フランス (2.0.0-**)
 2010年、2011年と別々の馬で連覇達成。今年は出走馬ナシ。

南アフリカ (0.0.1-**)
 気にしなくていい。今年の出走馬ナシ。

日本(1.1.0.4)
 2006年に1着デルタブルース、2着ポップロックだがそれ以外は惨敗。
 11年前、2005年のアイポッパーを含めても惨敗。全馬オーストラリアのコーフィールドカップ(GI)で叩いている。また、デルタブルースポップロック共に5歳馬。騙馬8歳、前走オールカマーカレンミロティックは苦しい。

 

(2.)前走データ
・前走重賞以外
(0.0.2-**)
2頭ともイギリスのマーチステークス(非重賞らしい、中山ダートGIIIではない)のみ。
それ以外の非重賞組は3着以内ゼロ。

 

・前走着順
4着~9着(5.5.3.**)
10着以下(1.0.2.**)

 

・前走10着以下で3着内に来た馬
2014年3着フーショットザバーマン(豪州)コーフィールドカップ(GI)13着
2012年3着ジャッカルベリー(英国)コーフィールドカップ(GI)13着
2008年1着ビュード(豪州)マッキノンステークス(GI)11着

コーフィールドC、マッキノンS、いずれもオーストラリアGI
※前走オーストラリアGI以外での10着以下はなし
_______________________

・前走GII、GIII
☆GII 4着まで
2015年1着プリンスオブペンザンス ムーニーヴァレーゴールドカップ(GII) 2着
2015年2着マックスダイナマイト ロンスデールカップ(GII) 1着
2014年1着プロテクショニスト ハーバートパワーステークス(GII) 4着
2012年2着フィオレンテ フォワ賞(GII) 4着

 

ロンスデールカップ(GII)はイギリス(GII)3300m
ムーニーヴァレーゴールドカップ(GII)はオーストラリア(GII)2400m
ハーバートパワーSはオーストラリア(GII)2400m
フォワ賞はフランス(GII)2400m

 

GIII 7着まで
2014年2着レッドカドー セプテンバーステークス(GIII) 7着
2009年2着クライムシーン ジーロングカップ(GIII) 6着

セプテンバーS(GIII)はイギリスのダート2400m
ジーロングC(GIII)はオーストラリアの芝2400m

また上記2頭はそれぞれイギリス馬

 

・前走GII、GIII組の前走着順
GII(1.1.0-2) 着外2頭は4着馬
GIII(6.0.0-2) 着外2頭はイギリス馬


※前走GIIは連対馬、許されるのは4着まで、全レース2400m以上。それ未満は切る
※前走GIIIは勝ち馬とイギリス馬以外はナシ、よって切る


 予想だが、24頭もいるのですごく難しい。上のデータで絞っても14頭。
 オッズも現段階では予想オッズが見られるだけで、妙味があるのかないのかもわからない。
 荒れるGIとの事だが、現地オーストラリアと日本JRAとでは、胴元が分離している。だからオーストラリア的には荒れた、となっても日本から買う馬券がそうなるのかどうかはわからん。
 ここは宝くじ買うような感覚で、かつ荒れるGIというのを信じて、とんでもなく手広くやろうという事で。

 

馬番で表示。ゲート番ではあらず。

◎12ジャメカ
 さんざんテキトーなデータを展開しておきながらデータクラッシャーになるこの馬を本命。何のデータをクラッシュするのかというと、データの項目で書かなかったけど過去10年で牝馬の馬券絡みは一度もない。
 ただ前走コーフィールドカップ勝ち馬だし、オーストラリアダービーを2着など中長距離の馬で3200もこなせるだろうと判断。また地元オーストラリア所属という事でパーセンテージは母数が違うから低いのだろうが、過去9年で1頭以上絶対馬券内となるとオーストラリア馬から買いたくなる。
 24枠のうち、枠番は3番。最内ではなくほどよく3枠目というのも良いのではないか。JRAのデータページだと中枠、内枠、外枠の順番だそうだから、まず外枠は絶対不利なのでだったら二番手の内枠でいいや、と。
 データの所でやったようにコーフィールドCでは10着以下でさえ来るが、それ以上に9着以内なら何着馬が来てもおかしくないというむちゃくちゃぶりだ。わけがわからないから妙に穿つよりかは勝ち馬に賭けてみよう。

 

◯8ウィックローブレーブ
 デットーリ鞍上、前走アイルランドセントレジャーSを勝利。2着にくだしたオーダーオブセントジョージが、同じくデットーリ鞍上で凱旋門賞の3着に入着させたのは記憶に新しい所だ。古馬開放されているので菊花賞よりは春天のイメージでいいとして、私の最初の予想はこの馬本命だった。しかしながらアイルランド馬はそこまで良い数字を出してないし、第一前走だってのちの凱旋門賞3着馬を負かせたといっても4頭立てだ。おまけに24枠目、大外である。障害戦もこなし、戦績を見れば紛うことなきステイヤーだが二番手評価にした。

 

▲6ハートネル
 前走コックスプレート2着。好相性のレースを2着でやってきたわけだが、やはり距離不安を考えてしまう。戦績を見ると、レースの格を無視すると長い所もやろうと思えばやれるという感じだが、昨年の当レースで15着と大敗しているので、最近の調子が良いとはいえ信頼しづらく3番手。

 

あとは連下。一々コメント書かない。
2アワーアイヴァンホウ
1ビッグオレンジ
11グランドマーシャル
20オーシャノグラファー
5エクソスフェリック
14サージョンホークウッド
23キウイ
17アルマンダン
9アルムーンクィス
7フーショットザバーマン
18アサイン

 

買い目

馬連1頭軸相手13頭流し

12-1,2,5,6,7,8,9,11,14,17,18,20,23


ワイド1頭軸相手13頭流し
12-1,2,5,6,7,8,9,11,14,17,18,20,23

の26点。


GOOD LUCK!

 

2016 第59回毎日放送賞スワンステークス(GII)予想 (3歳上オープン別定、外回り)

 そろそろ逆神指定されそうな今日この頃の予想であるが。なんか府中はずっと芝は前々で全然わからない。普段、条件戦はダートしかやらんもの。まあ気持ちを切り替えて淀へ。

 京都競馬場JRA公式HPによると中間で25日(火)に若干の雨量を計測しており、また金曜の時点では(10/29 午前5時)、天候小雨ながら芝ダート共に良馬場発表。第4回京都全9日は仮柵なしのAコースとなっている。特に馬場や雨や、芝の内目の痛み等々は考えなくて良さそう。
 そして1400m戦だが外回りなので直線長いし馬の強弱を考えれば良いはず。現時点で人気順は(午前5時です)アラジン、フィエロダンス、アルビ、エイシン、バクシンと続いている。この上位6頭、特にサトノアラジンは大口が入った瞬間を見たから時間が進めば1番人気から落ちていると思うのだけど、ともかくこの6頭に大きな差は見当たらない。この辺はもう、好みで。

 

◎11サトノアラジン
 この馬好きなんでね。
 素質馬であるし中々GIがとれないのが歯痒いだろうがそれはさておき。戦績を見ると段々と距離を短縮していっている。1400は短いのではないかという先入観があったので連下扱いしようと思っていたが京王杯SCを勝っているのを発見して距離は問題なし、か。安田記念4着からのぶっつけだがポン駆けする方で、不安要素があるとすれば栗東の馬のくせに阪神は走っているが京都は菊花賞マイルCSしか使っていないということ。菊はどうでもいいしマイルCSも4着だったから多分問題ないのでは。本命。

 

◯8フィエロ
 戦績がスーパーホーネットみたい。あと一歩でGIタイトルに手が届かずに7歳秋を迎えてしまった。よって実力は言うに及ばず。京都大得意、スワンSは2年連続使って3着2着。対抗に落とした理由は馬齢のみ。

 

▲7バクシンテイオー
 鞍上ムーアにぐっと惹き込まれたが冷静に考えるとバクシンオー産駒で悩ましい1400mなのでここは単穴くらいの評価で。去年のスワンSでは4着。条件戦時代に1400の勝鞍はあるが、オープンに上がってからは好走はあるものの勝ててはいない。ムーアマジックだけが魅力。

 

 以下連下。
△9ダンスディレクター
 この秋はピリッとしていない。スプリンターズSではブービー負けだがステップのGIIなら通用していい。1400の距離で言えば昨年の阪神Cを2着。
△14アルビアーノ
 7ヶ月の休み明けはさすがに敬遠して印は△なのだが昨年の覇者だけに切るに切れず。
△1エイシンブルズアイ
 特に買い要素がないが切る要素も薄く、他の馬を切っていく作業でこの馬が残ったという、本当にそれだけ。ただ京都は得意、あくまで1200m戦の話だが。最内をどう捌くか。確か昨年はこのレースで福永は直線で落馬し大負傷してリーディング争いから脱落したが、今回は落馬するような馬ではないと思うので。

 

穴12サンライズメジャー
 十分買えるのに下位人気というとこの馬。14年スワンS2着、マイラーズC2着、前走である16年京王杯SC2着。他のレースでもGI以外ではだいたい掲示板前後を確保しているし、2,3着に突っ込んでくれる事を期待して。

 

買い目
3連複1頭軸相手6頭流し15点
11-1,7,8,9,11,12,14

GOOD LUCK!

 

 

2016 今年度(2017年3月末)までの漠とした創作計画及び読書計画

 予想はしていた事だがツァラトゥストラを読み終えて、今日にやっと善悪の彼岸に手をつけた。もう一つ、道徳の系譜、これで私のニーチェのお勉強は終わるのだが、11月の中旬頃だろう。10月にやってしまおうと言っていたのに。

 と、こんな風に読書も創作も、いくら事前に宣言していたって、それを守らなくても誰も怒らないし叱りつけてこない。つまるところ責任がない。だから、こうしたい、というのは自分の意志だけなので悪い意味で自由なのだ。課題にレポートが付されているというならまた別だろうけど。

 

 で、創作と読書の兼ね合いをどうしようかと。いつまでを読書に費やすのか、という感じ。今年の3月末にやろうと思って練ったプロットが眠っている事には触れたはず。あとはもう一つアイディアがある。

 その、今年の3月末(昨年度末)に書こうとしていたのは、良心がない事に悩む人間がシリアルキラー的に人間を殺していって、それなのに良心がやってこない、みたいなものを書く予定だった。だからニーチェが必要かもなと思ったわけである。既存の道徳の否定という意味合いで。これはこれ、純文学じゃなくてもやれると思ってエンタメ方面の賞に出してもいいなとも思っている。それで、人殺しの場面の描写は書けるだけ書きたいので、花村萬月を結構買い込んだという経緯がある。

 

 もう一つはナイーヴな人間の書簡体小説で、その語り口は饒舌体にしようかと考えている。これは人を殺したりだとか物騒な事は起こらないモノになる。

 ライ麦みたいな感じを想定しているので、もう一度読み直そうかと。春樹の方ではなく野崎孝さんの邦訳で。別に春樹の訳でもいいのだけど、素材として調達する気でいるから、野崎訳とかけ離れていたりすると困るわけである。そして別段、私はライ麦にハマりはしなかったのだ。じゃあ何で模倣しようかと企てているかというと戦略的に評価されそうな気がするから。あとやってみたいから、というのもある。三田誠広が自身の芥川賞受賞作「僕って何」を振り返って、10年経ってようやくあの頃(三田本人の学生時代の頃、学生運動も盛んだった)の事を書けたと言っているのだが、私も約10年前が18,19の頃になる、その歳がちょうど大学入学した頃なので、きっと客観視できるだろう。

 加えて、赤頭巾ちゃん気をつけても読まなきゃだし(ライ麦のパクリだと言われながらも160万部売れた芥川賞受賞作)、饒舌体と言えば宇野浩二なので、宇野浩二をきちんと読もうと。

 

 どちらかというと後者の饒舌体小説を書きたい熱が勝っている。書くものを一つに絞るなら3ヶ月あれば、ゆとりを持って臨めるはず。だいたい、3ヶ月なんて言っておくと結局2ヶ月半くらいになってしまうだろうから今は3ヶ月と言っているのだけど。

 2つ書こうとするとどうだろう、わからないな、単純に半年とはならない気はするが、やるなら12月に入る前に手を付けねばならないだろう。うん、多分無理だ。

 とすると今年いっぱいを読書に充てようか、と考えている。年明けて正月から書き始めるようにするかなと、漠然とした計画としてはこんな感じ。

 今年は現時点で86冊読めているので、あと14冊読んで年間100冊というのは達成してみたいし。ニーチェの残り物をやりながらフォークナーの未読のものにも手をつけたい。積読の中に入っている。