2016-01-01から1年間の記事一覧

2016 青山七恵「わたしの彼氏」読了、次は「ロシア・フォルマリズム」(文庫クセジュ)

はい。 本書427Pで反復だと鮎太郎が思うが、この反復は構造、ポスト構造の重苦しい用語ではない。単に惚れられ、酷い事をされ、捨てられて、また誰かに惚れられるだけ。長いが筋は面白いから飽きなかった。内容よりも文章に魅了された。三人称一元視点だが、…

2016 青山七恵「わたしの彼氏」読書中のメモ

風邪は、市販の風邪薬のんで爆睡したらたぶん治った。若干、身体がダルいが。 「わたしの彼氏」なんだが、今150Pぐらいで、全体で400Pあるからもう少し時間がかかると思う。で、これはストーリーそのものは最後まで読まないと何にも言えないが、文章が結構凄…

2016 競馬回顧:ラジオNIKKEI賞,CBC賞 午後2時までの絶好調

どうも熱が37.4度あるので軽い風邪をひいたらしい。なのでレース映像は見返さず、ちょっと手抜きだが、体調不良という事で、簡易版で。 タイトル通り、今日は午後2時の福島8Rまで絶好調だった。それ以降、一つも当たらず。 購入1万3500円、払戻1万2510円。回…

2016 絲山秋子「ラジ&ピース」読了、次は青山七恵「わたしの彼氏」

例によって(ry ラジ&ピース FM群馬と連携した企画だからこうなったのか。私は生まれも育ちも前橋なので本書は違和感だらけ。上州弁。話す人が私の周囲に皆無。同級生も先輩後輩も、両親も、80歳過ぎの両祖父母も使わず。柳田の蝸牛論での京の役目をテレビ…

2016 吉行淳之介「星と月は天の穴」読了、次は絲山秋子「ラジ&ピース」

例によって(ry、星と月は天の穴 久しぶりに吉行を読んだ。ポストコロニアリズム批評が日本近代文学の差別意識を暴いたように、吉行の作物もフェミニズム批評でやられたら滅多刺しにされるのではと少し心配した。吉行の文章はすっきりしている。無駄口を叩…

2016 青山七恵「お別れの音」読了、次は吉行淳之介「星と月は天の穴」

例によって(以下省略)お別れの音。 大当たりは人によるだろうが外れは一つもない、どれも中々の品質を維持した好短篇集。00年代の純文学系新人賞から出発して生き残った作家にある程度共通してみられるもので、大きなアクションで〈物語〉を動かすよりも〈…

2016 絲山秋子「エスケイプ/アブセント」読了、次は青山七恵「お別れの音」

例によってまず読書メーターで書いたものをそのまま転載。 第一印象は軽すぎ、だった。饒舌体、活動家崩れ、ゲイ、およそ日本文学がやり尽くした、地雷原に特攻した意欲作である。おまけに絲山秋子には頻出の洋楽からのインスピレーション、〈神〉という概念…

2016 競馬回顧:宝塚記念など

微妙というか、ヒモ抜けが思いの外多かったような気がする、少々フラストレーションのたまる日だった。 購入1万4000円、払戻9550円。回収率68.2%。 東京を2つ、阪神を4つ、函館を3つで計9レース。 3連複1頭軸相手6頭流し15点が7つ。三連複1頭軸5頭流し10点を…

2016 ユニヴァーサル野球協会読了、次は古井由吉の「水」

240文字だっけか。その文量でおさえろというと下記のように書くしかないでしょう。 ポストモダン文学方面では語り尽くされている感があり、約半世紀前に上梓されたこの作に何と言葉を贈ったら良いのか。〈虚構〉-〈現実〉の境界が解体されていく、浸食されて…

2016 ユニコーンS+函館スプリントS

今日はまったくもってちんぷんかんで、ちぐはぐな競馬になった。雨の影響、と天候のせいにしてしまえば話は楽だが、これからはそういう季節なので免罪符にできない。 購入1万7100円、払戻7930円。回収率46.3%。 東京を3つ、阪神を3つ、函館を3つ。計9レース…

移動

連続100記事を達成した。文章を書くのに嫌気がさしていたのが、もう治った気がする。リハビリは最終段階。あとは、〈小説〉そのものを書くのだ、その日は近いぞ。 また書くのが嫌になったら、もう一度リハビリで毎日書く用の方へ戻るとして、今は負担を減ら…